二見鷹介
(以下二見) |
『涼宮ハルヒの戸惑』超限定版の特典フィギュアを作ろうとした当初は、1/8スケールのフィギュアでいこうとしていました。そんなときマックスファクトリーさんが「フィグマ」というものを作ろうとしていると聞こえてきたわけです。あれは3月くらいだったかな。 |
 |
| MAX渡辺 |
フィグマが世に出たのが2月のワンフェスのあたりだったから、そのちょっと後くらいですね。 |
安藝貴範
(以下安藝) |
ちょうど僕が骨折したりしてたころでしたね(笑) |
| MAX渡辺 |
そうそう、松葉杖をついていた(笑)
そう思うと(ハルヒのフィグマを手にしながら)今、これがここにあるのはまさに奇跡的だなあ。 |
| 二見 |
でも当時、僕の方からすると「フィグマ」とは何か、まだあまり分からない状態でした。新しい可動フィギュアのシリーズだというくらいで。でも、フィグマのプロトタイプを見せていただいたとき、これは絶対に凄いものができると確信したんです。それで、バンプレ内でFigmaを強力にプッシュしたんですが、圧倒的に1/8スケール固定フィギュア派が優勢で。最終的にはプロデューサー権限でゴリ押ししました(笑)
だって、やっぱりハルヒって何か新しいことをやっていなきゃいけないじゃないですか。 |
| MAX渡辺 |
「フィグマ」というものを固める上でも、やっぱりハルヒにインスパイアされるものは多かったと思います。
アニメーション自体、良く動いている中で、特にハルヒは活発に動き回るじゃないですか。マックスファクトリーのPVC完成品ハルヒが好評いただいたのも、劇中でのエネルギッシュで快活なポーズを表現できたからだと思うんです。でも悲しいかな固定ポーズのフィギュアだと、そのポーズしかとれない。
ハルヒは是非とも可動フィギュアでやりたいと強く思ったんです。 |
| 二見 |
可動させる上で、ロボットならば関節のパーツがあってもおかしくないし、整合性がとれていますけど、人間のキャラクターだと難しいですよね。 |
| MAX渡辺 |
そこはやはり浅井真紀という「怪物」の力が大きいですね。Figmaは彼なくしては成立しません。
彼はキャラクターを尊重・重視し、美観を極力損ねず、ナチュラルに動かすことに、常に心を砕いているんです。もちろん関節部分は出てしまうのですが、それを動かしても不自然でないようにするというのは浅井真紀がずっと追求してきた。
今回、商品として昇華させる中で、彼がさらに新たなアイディアをドンドン出してくれて、それが随所で形になっています。そこに、僕たちが持っていた美少女フィギュアの外見に対するノウハウが融合した形で「フィグマ」は成り立っています。つまり、動いても違和感がなく美しく、フィギュアとして見ても、かわいいし美しい。これが「フィグマ」が目指している理想です。 |
| 1 / 2 / 3 / 4 |